■ スポーツ療法


運動療法とは、障害や疾患の治療や予防のために運動を活用することです。成人病のなかでも、生活習慣病と呼ばれる糖尿病・高血圧・脂質異常症・虚血性心疾患等の発生の重要な要因として、運動不足が明らかになって来ています。 食事に気を付けていても、食べ物から摂取したエネルギーと運動により消費したエネルギーがバランスよく保たれていないと、健康の為に良い状態は保てません。

体調を崩し1週間ほど寝込んでいた後は、疲れやすかったり、普段のように動けない等、体力や筋力、持久力などが衰えていると感じたことがあるかと思います。人間は持っている機能を使わないと驚くようなスピードでその機能は低下していきます。決して無理をしないように、その日の体調に合わせ、軽い運動からはじめ、少しずつ運動量を増やすことが肝要です。

筋肉量は成長期に増え、その後加齢とともに減少していきます。しかし筋肉は骨とは違って、いくつになってもトレーニングを行えばその分増やすことができる組織です。