質疑応答
Q1). | 日本人がタイへ渡航し、 医師の診断で医療大麻が処方され、使用することは違法にならないの でしょうか? |
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A1). | タイ国では医師の処方で医療用大麻の使用は合法となります。 日本の病院(罹りつけの医療機関)診断書(出来れば英文診断書、病状の数値化データ等々)書類をご持参頂きます。 服用中の薬もご持参下さい。 |
Q2). | タイ国内では外国人でも医療大麻の処方が受けられるのでしょうか? |
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A2). | 外国人でも病気や症状があれば、クリニックに来院し、登録することで問題なく処方できます。患者全体の98%がタイ人、外国人は2%程度です。尚、医療大麻を処方するかどうかは、大麻の専門医が診察の上、判断しています。日本人患者も少人数ですが、おられます。 |
Q3). | 2019年2月18日の医療大麻合法化から2020年12月まで、タイ国内にてどのくらいの国民が 医療大麻による治療を受けているのか? また、その内、在タイ日本人の割合も分かれば 教えてください。 |
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A3). | 日本人受診者数値までは把握出来ておりませんが、日々毎月、毎月受診者は増加しております。但し現在コロナ禍の原因で正確の数値が掴めない現状です。 |
Q4). | 医療大麻であれば、タイ国内どこでも摂取する事は可能でしょうか? そもそも医療大麻の所持は認められているのでしょうか? |
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A4). | 通常、タイ国内で市中の薬局やドラッグストアー等々での販売はしておりませんが、医師の診断の下、処方された場合で、タイ国内で医療用大麻オイルを摂取されることに関しては、タイ国法律上何ら問題は御座いません。 |
Q5). | 現在日本で治療中(通院中)だが、医療大麻の治療をタイで受ける事は可能でしょうか? |
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A5). | 勿論可能です。日本の病院(罹りつけの医療機関)診断書(出来れば英文診断書、 病状の数値化データ等々)書類をご持参頂き、ツアー終了時に比較頂けます。 |
Q6). | タイで医療大麻による治療を受けたい旨を、日本のかかりつけ医に説明するにはどうしたら良いのでしょうか? |
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A6). | 日本の医師で医療用大麻治療についてご理解頂けてる現役医師が何%いらっしゃるのか不明ですが、恐らくご理解を得ることは難しいと思います。言い方は色々だと思いますが「タイでセカンドオピニオンを受け、可能であれば医療大麻で治療したい」 等、ご相談される事だと思います。 |
Q7). | タイの病院と日本の病院と連携する事は可能でしょうか? |
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A7). | 無理では無いと考えますが、障壁がいくつかあると思います。 |
Q8). | 治療期間終了後、完治した場合は「完治した」との報告をタイ側の病院から書面などで頂けるのでしょうか? |
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A8). | 治療期間終了後、健康診断を行い、病状の診断書を受領頂けます。 |
Q9). | 医療大麻による治療を開始し、途中で治療を止め(日本に帰国)、改めて日本の病院で治療 (医療大麻ではない)を再開する場合、身体的なリスクはあるのでしょうか? (例:日本でガンの治療をしているが中断し、タイで医療大麻による治療を1ヶ月受け、日本に帰国し、治療を再開した時の身体的なリスク?) |
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A9). | 医学的見解の相違はあると思いますが、日本で受ける抗癌剤治療の方が身体的リスクが高い場合もあると考えます。医療用大麻オイルの摂取は日本国内では服用出来ません。 |
Q10). | タイの病院では日本語の通訳が居てきちんとした治療が受けられるのでしょうか? またその通訳は 日本人でしょうか? |
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A10). | 一般的に日本人対応の通訳者常駐の病院では医療用大麻の処方を受けることは出来ません。この医療ツアーにご参加の方の場合は通訳の付き添いがあります。 |
Q11). | タイではなぜ、アジア諸国の中でいち早く医療大麻の合法化が進んだのでしょうか? |
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A11). | 日本では、大麻=麻薬という意識を持っている人が多いですが、タイでは伝統的に大麻を使ってきた歴史があるため、医療大麻を受け入れる下地があったとことが考えられます。
歴史を紐解くと、アユタヤ時代から大麻を使っていた記録が残っています。「オーソップラーナラーイ(ナライ王に捧げるためのお薬)」という王様に処方するために様々なハーブを混ぜ合わせた薬があるのですが、大麻はその中のひとつに加えられていました。有名なワット・ポー寺院の壁画にも、大麻が描かれています。 タイでは大麻単独で使うものではなく、色々なハーブと混ぜて使われてきたのです。このような背景から医療目的の大麻使用にもさほど抵抗が無かった事が伺えます。 |
Q12). | 「こういった患者には医療大麻ツアーに参加できない、処方する事ができない」といった制限はあるのでしょうか? |
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A12). | 当初ご説明し順守をお約束頂くKamiwazaタイ滞在マニュアルを守れない人、他人の意見を聞けない人、クレーマー的言動を繰り返す人等の方々はご遠慮頂きます。 |
Q1). | どのような病気・症状の患者に対して医療大麻の処方が受けられるのでしょうか? |
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A1). | 医療大麻治療の患者様の大半はガン患者です。しかもそのほとんどがステージ3、4の患者様です。大麻の成分は抗がん剤治療の副作用を和らげる効果があるとされ、腫瘍が小さくなるケースも確認されています。ガン以外だとアルツハイマーやパーキンソン病、脳性麻痺、子供の自閉症やADHDなどの患者様も多いです。あとは精神的なもの、例えば不眠やうつ、情緒不安定、イライラ等の症状にも有効だと考えられています。怒りっぽい人や不安、ネガティブ思考に悩んでいる人、不眠症の方でアルコールや睡眠導入剤に頼ってしまっている人がいたら、医療大麻を試してみる価値はあると言われています。 |
Q2). | ガン患者について医療大麻は効果があるのでしょうか? |
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A2). | ガン患者の中には食欲がなく痩せてしまったり、痛みが激しかったりする人が多いですが、大麻を使うことでよく眠れるようになったり、食欲が旺盛になったり、痛みや炎症が抑えられ、筋肉も正常に動いたという報告があります。医療大麻はガンの様々な症状にとても効果的だと考えられています。 |
Q3). | どのような医療大麻が処方されますか? |
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A3). | 医療大麻と一口に申しましても様々ですが、タイ保健省は医療大麻を3つに分類し、大麻に含まれる化学物質(カンナビノイド)の一種であるCBD*(カンナビジオール)THC*(テトラヒドロカンナビノール)とその両方の成分を含んだもの、この3種類を医療大麻として扱っています。欧米では、大麻のバッズ(花穂)を医療大麻としてそのまま処方する国もありますが、タイ国では使用されておりません。
*CBD(カンナビジオール)は向精神作用がなく、日本では健康食品として扱われているほど有害性が低い成分であります。 *THC(テトラヒドロカンナビノール)は向精神作用がある成分であり、大麻を摂取して陶酔するのはこのTHCの薬理作用によるものです。 |
Q4). | 子供の自閉症等にも効果がある旨を知りました。タイ国内にて医療大麻の治療が受けられる年齢は何歳からでしょうか? |
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A4). | 年齢制限はありません。しかし、体が未熟である子供については、医師の診断に拠ります。 |
Q5). | 医療大麻を使用することにより、陶酔してしまうことはないのでしょうか? |
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A5). | 医療大麻について、陶酔などの副作用があるかは、個人差があります。摂取量については、医師の診断及びの下、処方は少量から初め適量を探りますので、陶酔などの心配も無く、安心、安全は担保されます。 |
Q6). | 服用後、禁止している事はありますか? |
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A6). | 服用後の飲酒、外出(車、バイク等の運転)は厳禁です。 |
Q7). | 医療大麻の形状(液状?固形物?)や摂取方法(吸う・飲む・食べる・塗る)は何でしょうか? |
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A7). | 医師の指導によって、通常は液状のCBD & THC オイルを飲む方法となります。 |
Q8). | 医療大麻製品には3種類あるとのことですが、使い分けどうしているのですか? |
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A8). | タイ保健省は医療大麻をTHC、CBD、THCとCBDを1:1で混ぜたものの3種類で効能を分けて考えています。どのような症状の患者に処方できるのか、ということについては、ある程度、医学的経験の蓄積があります。 |
Q9). | 医療大麻製品はどこが作っているんですか? タイ国において合法的な商品でしょうか? |
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A9). | 医療大麻製品はタイ政府によるGPO(The Government Pharmaceutical Organization)が作っています。 医療大麻ライセンスを持つ病院やクリニックだけが、GPOから医療大麻製品を仕入れることができ、患者に対し処方することができます。 |
Q10). | 楽天市場ではたくさんのCBDオイルが販売されていますが? |
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A10). | CBDオイルだけみれば、日本はタイよりもはるかに普及しているといっても良いかもしれません。日本においてCBDに関しての規制は日本はタイよりも緩く、CBDを含んだオイルや食品についてアマゾンや楽天などのECサイトで簡単に手に入れることもできるようです。他方、タイにおいては医療大麻のライセンスを持った病院やクリニックで処方して貰いますが、CBDオイルだけではなく3種類の医療大麻製品を用いて処方されます。 |